唐木のダイキン 黒檀・紫檀・各種木材の輸入販売

ようこそ唐木の世界へ 〜唐木のダイキン 黒檀・紫檀〜

 

2007/11/28

川村妙慶さんの講演

演題「100倍楽しくなる仕事と人生」

平成191112

於:嬉野台生涯教育センター

講師 浄土真宗大谷派 川村妙慶さん

 一人一人の考え方はみんな違う。自分の意見を押し付けようとすると無理が生ずる。それぞれに考え方が違うと考えると楽になる。考え方、見方によって、物が違って見える。物事は意識一つで変わります。見方一つで苦にも楽にもなるのです。観る=視野を広げて観る。心の視野を広げて観る。観音開きは視野を広げましょうということ。スピードが速ければ視野も狭くなります。悩みは掘り下げて考えても解決しない場合が多く、場所を変えたり、見方を変えてみたりすると解決する場合が多い。

 観光=原点に戻るキッカケ作り
 「胸に手を当てて考えてみろ」心を観る余裕が出来た時には変われる。

 心身一体=心と体が一体になっている。
真=このこと一つ。
 今をしっかり見ていこうということ。真には目がついている。
                             

心                        玉がコロコロ
                 
業縁(ゴウエン)

感情(煩悩)縁には良運と悪運がある

 感情をコントロールすれば、人間関係がうまくいくと思うが、感情=煩悩はコントロールできない。良い人間になったと思っても、良い人間のままでいるのは難しい。煩悩が働き、悪い縁をまねき寄せるのである。煩悩の一つに我があるが、年齢と共に大きくなる。自分が正しいと考え、相手の考えが間違っていると考えるのが我。
 我とは、私と矛(ほこ、槍)の造語。
 我は取る必要はない。個性がなくなるし、我は取ろうとしても取れない。
 従って、自分の本能と上手に付き合っていくしかないのである。
 良い人生を送れる人は、我の弱い人。
 「北風と太陽」の話と同じである。
 強さだけでは相手を納得させられない。太陽と同じ優しさが必要なのです。

私の人生

 人生には3つの坂がある。 上り坂、下り坂、まさか。
 
17歳の時、住職であった父が亡くなる。
 「私は継がないので、お兄さん、継いでよね」と言った言葉に反応して、兄の引き籠りが始まる。生け花を習いたいと考え、京都の池坊短期大学、池坊文化学院華道研修科を卒業して、その後、僧侶を目指し大谷専修学院を入学しました。

笑顔を振りまいていましたが、先生から、苦労を見抜かれ、笑顔でいても心が満たされているとは限らない、見た目と実際は違うと教えられる。

業という荷物があり、良い面の裏には必ず悪い面がある。「お前一人で全てを解決しようとしていないか。一つだけで良いんだ。残りは阿弥陀さまが解決してくれる」と言われる。

大谷専修学院で、まだ勉強したいと考えていましたが、先生から娑婆で勉強しなさいと言われ、卒業後は花屋さんでアルバイト。何がしたいのかを考えて、小さいころからの憧れだったアナウンサーになろうと志し、アナウンサー学校に通う。

27歳にて松竹芸能にアナウンサーとして入社しましたが、プロレスで負けた人にインタビュー、あるいはキャラクターショウの人集めなどの仕事でした。実際にいただける仕事と夢とのギャップを感じていましたが、ようやくテレビやラジオの仕事に関わるようになってきました。同期にオセロがいました。そこでオセロがどんどん売れ始め、顔も変わらないのに何故売れると初めて嫉妬を覚えました。

親鸞聖人曰く「一人のため」すなわち自分のために考えるのである。他人と比較して考えるべきではないと教えられました。すなわち、真実が見えていなかった。
 ここで、私は非常に悩み、次の事に気がついた。
 @お寺の家に生まれたのも大きな理由があった。
 A父が早く亡くなったのも大きな理由があった。

そこで、北九州の寺に帰ることにしたのです。しかし、門徒さんが全て去っていかれていましたので暇を弄んでいました。そこで、とりあえず脚下照願で、毎朝掃除をすることにし、足下を照らすことにしました。そこへ2,000軒の門徒さんがおられる住職さんが毎日お茶を飲みに来られるのです。その住職さん曰く、このお寺だと人の目を気にしなくても良いので気が楽だということでした。暇だとあれもしたいこれもしたいと言われたので、それを実践すれば良いのかと考えました。
嫉妬=同じものに嫉妬する。(同級生、同期入社など)
○与えられた自分の状況をどう生かすか?
 引き籠っていた兄に会いに行くと、続編「ウサギとカメ」を書いていた。
 亀の目標は一つだったのです。
 亀は業(甲羅)という重い荷物を引き受けて、コツコツと自分の人生を生きています。

 生老病死=四苦。 生まれたからには、三苦はついてくるものなのです。
 毎朝思うこと=「今日は何があるかな」「何が起こるかな」と良い方向で考える。
 常に心に花を咲かせてください。

 川村 妙慶さんのホームページはこちらから

Copyright(c)DAIKIN ALL RIGHTS RESERVED.